避妊・去勢
CONTRACEPTION
避妊・去勢手術

避妊去勢手術をしていない場合に起こる可能性が高い病気があります。
これらは手術時期にもよりますが避妊去勢手術をすることで予防ができます。
メスー乳腺腫瘍、子宮・卵巣の病気
オスー精巣・前立腺の病気、肛門周囲腺腫
しかし避妊去勢手術は予防手術でもあり、全身麻酔をかけて健康な体に手を加えることになります。
メリットデメリットをよく理解し考えてからの手術をおすすめしています。
ご相談ください。
メス・避妊手術のメリット
メス特有の病気の予防
乳腺腫瘍の発生率の低下や予防、子宮蓄膿症、卵巣腫瘍などの生殖器官の病気の予防になります。
なお、犬・猫の乳腺腫瘍に関しては以下のように手術時期により発生率が変わるというデータが出ています。ご参考にしてください。
*病気の予防も視野に入れた避妊手術をお考えの時は、時期も大切になりますので早めにご相談ください。
犬
| 初回発情前 | 予防効果◎ |
|---|---|
| 1回発情後 | 予防効果〇 |
| 2回発情後 | 予防効果△ |
| 4回以上 | 予防効果× |
猫
| 6か月齢 | 予防効果◎ |
|---|---|
| 7~12か月齢 | 予防効果〇 |
| 13~24か月齢 | 予防効果△ |
| 24か月齢以降 | 予防効果× |
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望まない妊娠の回避ができる
生物には子孫を残そうとする自然な流れがあります。日頃は何も問題なく生活していても、発情期がくると急に脱走したり、他から異性がやってきたりすることがあり、このようなときに妊娠のリスクを回避することができます。
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発情期にまつわるストレスの軽減
メス犬だと発情に伴った出血や、発情後は偽妊娠行動に発展することもあります。メス猫は発情の時大きな声でなくようになり、人も動物も不安定な日々を過ごすことになり、このようなストレスの軽減になります。
オス・去勢手術のメリット
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オス特有の病気の予防
精巣腫瘍の予防、雄性ホルモンが関与する前立腺疾患、肛門周囲腺腫や会陰ヘルニアの予防になります。
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オスの特有行動をおさえることができる
マーキングや攻撃性など雄雄しい行動の抑制が見込めます。猫でしたら発情期に頻発するケンカの抑制になり、伝染病の蔓延を防ぐことも期待できます。
しかし長年癖になった行動や、その子の元の性格からくる行動は抑制できないこともあります。
避妊・去勢手術のデメリット
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全身麻酔や薬物のリスク
麻酔や薬剤の副作用はゼロにはできません。
さらに緊張からでも体は様々な反応をおこすことがあります。
少しでも麻酔のリスクを減らすため、その子の性格も把握しながら麻酔を行うようにしています。 -
健康な体に与える痛みのストレス
痛み止めでコントロールしていますが、痛みの感じ方は脳の影響が強いと言われています。痛みの感じ方は個体差があります。
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二度と繁殖できなくなる
生殖器官を取り除くため、術後は子どもを産むことはできなくなります。
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ホルモンバランスが崩れることで太りやすくなる
卵巣や精巣を取り除くことによって、ホルモンバランスがくずれ太りやすくなることがあります。特にオスではその傾向が強く出ることがあります。
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術中術後の感染症のリスク
術中・術後の衛生管理を行い、抗生剤の投与も行いますが、動物が舐めたりかき壊したりすることで傷口の炎症、化膿が起こることがあります。
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持病の悪化のリスク
もし持病や潜伏しているウイルス疾患がある場合、手術の影響で悪化や発症のキッカケになることがあります。
